緊急&時間外対応

GWの谷間の昨日、インクル相談室鎌倉では閉所間際に緊急の案件が飛び込んできました。

 

この「緊急」「時間外」というのに福祉サービスは弱いんですよね。

 

例えば、「所持金が尽きて、今すぐお金がいるんです」という時に、お金を借りたり、何がしかの給付を受けるにも、要件に該当するか否かの審査が必要で、そのための時間がかかるとか。そもそも要件が厳しいとか。

「今晩泊まるところがないんです」という時に、入れるシェルターが無いとか。

こういう緊急な時に使えるものが案外ないし、時間外に対応できる機関が少ないので、うちのように一応閉所時間は決まってるけど、緊急なら柔軟にやりますよ、というところにはこうした時間外になろうかという時に駆け込みのように相談者のご紹介がやってきがちです。

(紹介すらしないのはもっと困るので、良いんですけどね…)

 

昨日は私も夜パノラマの理事会が入っていて、最後まで残れなかったのですが、若手の相談員が頑張ってくれてGWを乗り越えられるようになんとか対応して、完了報告が来たのは夜の9時でした。

生活困窮者自立支援制度がスタートして1ヶ月。鎌倉市もきちんと生活保護が必要な方は申請を受理していくれているので、市役所からも地域からもこちらにご紹介されてくるケースは確かにこれまでの制度では対応が難しい、この制度が対象とする人ばかりです。それでも、やっぱり緊急を要するケースも出てきます。

地域でもっとこの「緊急」「時間外」のリソースが増え、対応力が上がってくるといいなぁと思います。